cinderella シンデレラ の日記
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心のふた
2011.11.26
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今ここに とても苦しい人が居ます。
見た目は苦しくないです。
でも、ずっと苦しかったから お面をかぶることにしました。
とても楽になりました。
違う人になるって楽ですよね。
苦しかった時のことは 思い出すとオカシクナッテしまいそうだから、
誰にも見つからないように
小瓶に詰めて こっそりふたをして
静かに、 埋めた。
これで 忘れよう。
違う人になっちゃえばいい。昔の自分も忘れよう。
こんな人が居ました。
でも、心にふたをしたままなので
まだ、お面をかぶったままなので ほんとうの彼が見えません。
とてもやさしくて、思いやりのあった彼は なかなか姿を見せてくれなくなりました。
たまに大きな声をだします。
真っ暗な部屋にいたりします。
自分を極端に攻めます。
暴力的になったりします。
暴言もはきます。
物を壊します。
人を傷つけようとします。
一緒に昔を取り戻しに行くのに、どうしたらいいのかわかりません。
彼は、私を助けてくれました。
とても怖い人に立ち向かって、私をかばってくれました。
「ぼくのはもういいから、この子にあげてよ」
もう、ずっと昔のこと きっと お面の下で眠っている記憶の1欠片です。
何かが、彼を 追いつめて
ひとりにして
泣くこともさせず、 怒ることも許さなかった。
みんなのワガママを ひとりで背負って つらくなっちゃったんだね。
少しずつ壊れて、
耐えられなくなったから お面をかぶってみたんだよね。
そしたら、取れなくなちゃったのかな?
そのお面はね、
ひとりじゃ 取れないんだよ。
悲しかった時の記憶を こわいけど
詰め込んで埋めた 小瓶のふたあけないと 取れないんだって。
一緒にもどるかい?
1人で開けたら怖いけど、一緒にいったら怖くないよ。
本当は誰よりも勇敢で、強かったもん。
僕は知ってる。
ずっと、やさしい君をみてきたんだ。
いつも、みんなの為に してくれたの 全部知ってる。
だから、1つくらい お手伝いがしたいよ。
こわいけど、大丈夫だよ。
今度はぼくがまもってあげる。
たくさん怖い思いをさせて ごめんね。
たくさん一人にして ごめんね。
君も、もう君自身をゆるしてあげよう。
僕もお祈りするよ。
君が君自身を許してあげられますように…。